ふるさと

先週末、豊橋に行って来ました。

車で、と思っていましたが、「いや、待てよ、あそこにはちんちん電車があったはず。」と思い、電車で行くことにしました。

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ちょっとイメージとは違って新しめだけど、道路の真ん中をゆうゆうと時速40km位で走る、ちんちん電車独特の優越感を味わえます。
ライディングポジションはもちろん運転席の斜め後ろ。

目的地は豊橋公園。
予定時刻よりもだいぶ早めについてしまったので、少し散歩。
なんかこの辺、城でもありそうだな・・・と思ったら、吉田城という城の跡がありました。

うん、たまには浜松の喧騒を離れて、セミの鳴く真夏の公園をぼけ~っと散歩するのもいいもんです。

豊橋に行った本来の目的は、ちんちん電車でも散歩でもなくて、喜多郎のライブ。
豊橋市制100周年のイベントとして、豊橋出身の喜多郎が豊橋球場でライブを行いました。

開場すると同時に鳴りはじめた太鼓。
豊橋市の中高生の和太鼓の団体が演奏で迎え入れてくれました。
喜多郎のライブには昔から和太鼓は欠かせません。
オープニングが終わってもステージ前に並べられている10台ほどの和太鼓。
これはもしや・・・とワクワクしながら聞いていました。

天気もよく、空の色の変化が激しい夕方に蝉の声の効果音もばっちり。
喜多郎の音楽やSEと、自然の演出で、独特な世界に引きずり込まれます。
ん・・・気持ちいい!やっぱ野外って最高。
喜多郎の音楽にはまってた10代の頃、癒し系とかヒーリングミュージック、ていうくくりが嫌だったけど、今となっては、なんとなくそれも納得してしまいます。
10代の頃はロックと余り変わらない音楽だと思ってたのですが。

そもそも好きになったのは、いつかの大晦日だったか、出雲大社に太鼓を並べてライブをやっているのをテレビで見て、一目惚れしたのがきっかけ。
ちょっとませた姉にその人が喜多郎であることを聞いて、親に「古事記」というCDをせがんで買ってもらって(小学生だったので・・・)以来、どっぷりはまってしまいました。
いつか、あの和太鼓をたくさんならべた喜多郎のライブが見たい、とずっと思っていました。

ついに最後の曲。
2時間半もの間、MCも入れずに演奏し続けた喜多郎が、オープニングで太鼓をたたいていた人たちをステージ前に招きました。
始まった曲は「古事記」の「饗宴」。
古事記の中で、天岩戸に引きこもった天照大神を外に出すために開かれた祭のシーンを描いた作品。

喜多郎の演奏が始まると共に、40人程がいっせいに10台の太鼓を叩きはじめました。
ものすごい音圧と音に合わせて躍動する叩き手たち。
音の迫力と見た目の迫力。
まさに「饗宴」。
しかもステージの左右で何発も何発も手筒花火があげられ、お祭りはひたすら盛り上がるばかり。

ずっと癒されながら気持ちよ~く聞いていたのですが、最後の最後に鳥肌もののパフォーマンスでした。
感動すると、鳥肌がたった次には涙が出てくるもんなんですね。


たまたまライブ情報をみて、たまたま予定が空いていて、久々に行ってみよっかな、てくらいに思ってたライブ。
音楽の右も左もわからない頃に好きになったアーティストに、その人のふるさとで、ずっと夢見てた、最高のパフォーマンスで再会できたことが素直に嬉しい。

今年の夏はいい夏になりそうです。

投稿者: 鍋 日時: 2006年08月03日

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